最高の癒しを体感できる なぎの樹治療院

洗足池商店街を進んでいくと、左手に「まいばすけっと」があります。その向かいの黒いビルの茂みにはかわいい看板があり、横の階段を登って少し奥の202号室が「なぎの樹治療院」です。開業2年半。若いご夫婦が経営しています。


 経営者の前原綾司さん(32歳)・知令さん(27歳)の若いお二人が施術をされています。
綾司さんは大学でスポーツ医療を学び、卒業後専門学校に進学。国家資格の「柔道整復師」を取得し鍼灸・接骨院に就職されました。そこで出会ったのが国家資格「鍼灸師」を持つ知令さんでした。
綾司さんから見た知令さんの第一印象は「自分より若いのにしっかりしているな。」逆に知令さんから見た綾司さんの第一印象は「でっかいクマみたい。」たしかに100kgの巨漢をした綾司さんに思わず「柔道をされていたんですか」と聞いてしまいました。
綾司さんの資格「柔道整復師」は骨折・脱臼・打撲などの怪我に対して治療を行う外傷のプロ。医師以外で骨折や脱臼の整復・固定が許されている唯一の医療系国家資格なのです。
運命の出会いから共通の患者さんへの向き合い方、治療についての考え方が同じであることから恋愛がスタート。そして結婚と同時に、二人で夢の治療院を開業することになりました。
知令さんはこの街で生まれ育ち、子供の頃から洗足池で遊ぶことが多く、綾司さんは青梅市出身。東京生まれのお二人はどこか自然に囲まれる喜びを感じていたのではないでしょうか。
 
 「なぎの樹治療院」の「なぎの木」はそもそも神社などの御神木として使われる木で、良縁を結ぶなどの花言葉があります。また「凪」とも書き「風が止み、海が穏やかな状態であり、心が平穏である様子」を表す際に使われます。
「なぎ」という響きにはどこか神聖で、正直で、癒しのオーラを感じます。お二人の患者さんへの想いを表現している治療院名だと感じました。
お二人はそれぞれの資格を最大限に生かし、人を癒すことを生涯の仕事としてマンションの一室からスタートしました。
大きな鍼灸・接骨院で働いた時にお二人が感じたことは常に治療する側の人が変わっていき、いかに効率よく沢山の患者さんを診るかに重点を置いているので一人の患者さんに専念して施術することが難しいことでした。
なぎの樹治療院は『患者さん一人一人に向き合い、治していきたい』という思いで開院したそうです。自由診療という形を取ることで一人の患者さんにかける時間をしっかり設け丁寧な施術が行われています。内装もウッド調で心からリラックスできる雰囲気を作ろうというこだわりが見て取れます。看板も手作りなのだそうです。
 
『なぎの樹治療院』はどんな人にオススメですか?と伺うと
「慢性的な頭痛や肩こり腰痛など、通院しても治らない人は是非相談して頂けると嬉しいです。カラダ全体のバランスの乱れを見つけ、適切な治療を行うことがなぎの樹治療院の癒しの軸になっています。整える為の手段として西洋医学や東洋医学を用いて、ほぐしや鍼灸・ラジオ波による高周波治療があるのです。」と話されていました。患者さんと向き合い、適切な治療を行うことが大きな特色ではないでしょうか。
 
最近の傾向としてはリモートワークによる運動不足から痛みや疲労を感じる人が多いようで、なぎの樹治療院の患者さんは30~40代が多いと聞いて、予想していたより若い患者さんが多いことに驚きました。その内60~70%は女性の方が中心だそうで、カラダ以外にもお肌の悩みで来院する方も少なくないそう。知令さんが施術する『美容鍼』や『ラジオエステ』のアンチエイジング効果によりお肌もキレイになったという声もあります。「ほぐしや鍼などの治療がメインではありますが、お肌の悩みは年齢問わず付きまとうものです。様々なお身体の悩みに寄り添っていきたいです。」
 
初めての患者さんは、商店街を抜け帰宅する際にあのかわいい「看板」を見て訪ねる方も少なくありません。疲れたカラダのメンテナンスにピッタリですね。営業時間が12:00~22:00迄なので、お勤め帰りに立ち寄れるのもうれしいですね。
定休日も火曜日のみ。頑張ってます。
休みの日は、バイクでツーリングが趣味。中型バイクにそれぞれがまたがり、遠出を楽しむのがお二人の癒しの時間です。
洗足池商店街に、若い風が吹くことを願っています。

                                取材・文 タカコナカムラ
 

なぎの樹治療院
〒145-0064 東京都大田区上池台2-37-2佐藤ビル202号
電話 090-1704-7272
営業時間 12:00~22:00
最終受付時間 20:30まで
休診日 火曜日