挨拶が交わされる街で、体と向き合う

洗足池に開業した、28歳・船越一輝院長の原点

記録的な寒波が東北地方を襲うニュースが流れるころ、
洗足池公園では、今年も梅の花がほころび始めました。

洗足池駅のガードをくぐり、まっすぐ進むとファミリーマートのすぐ先。
2025年12月にオープンしたばかりの
「保健メディカル整骨院・洗足池院」があります。

このエリアには治療院も多く、いわば“激戦区”。
その中で新しく開業された院長先生は、どんな想いで、どんな治療をされているのか。
今回は、そのお話を伺いました。

ドアを開けると、すぐに受付カウンター。
奥には治療ルームが見え、白とブラウンを基調とした清潔感あふれる空間が広がります。

取材前にホームページを拝見した際、
「30代後半くらいの先生かな?」と想像していましたが、
実際にお会いしてびっくり。

院長の船越一輝(ふなこし いつき)先生は、まだ28歳。
長身で、よく鍛えられた体つきに、思わず
「何かスポーツをされていましたか?」と聞きたくなるほど。

やはり答えは「野球」。
学生時代は野球部に所属し、ポジションはピッチャー。
なぜか妙に納得してしまったのは、どこか大谷翔平選手と重なる雰囲気を感じていたからかもしれません。

高校時代まで野球に打ち込み、プロ野球選手を夢見ていた一輝先生。
しかし、怪我による故障で、その夢を断念することになります。
「腰が痛い」「膝がつらい」と話す祖父母や、同じような悩みを抱える高齢者が、村にはたくさんいました。

一輝先生の故郷は、青森県下北半島の西側、津軽海峡に面した佐井村。
人口の少ない、自然豊かな村です。

「じっこ(おじいちゃん)、ばっちゃ(おばあちゃん)たちの役に立つ大人になりたい」

その想いが、この道を志す大きな原動力となりました。

高校卒業後は東京へ進学し、
体の構造や痛み、ケガに関する専門知識を学びました。
卒業後は都内の治療院で経験を積み、現場での研鑽を重ねてきました。

「学生の頃から、いつかは開業したいと思っていました」

28歳という若さでの独立に、
思わず「しっかりしていますね」と声をかけてしまいました。

治療の大きな特徴の一つが、ショックウェーブ療法です。
施術台の横には、FAXほどの大きさの、見慣れない機器が設置されています。

ショックウェーブとは、日本語でいう「衝撃波」。
欧米の医療現場やスポーツ分野で活用されてきた技術を応用した治療法で、日本ではまだ導入している施設が多くはありません。

慢性化して硬くなった筋肉や組織に刺激を与え、体が本来持つ回復力を引き出すことを目的としています。

スポーツ選手のケアはもちろん、
長年続く膝や腰、肩の不調など、慢性的な症状にも対応しています。

洗足池院は、基本的に一輝先生お一人での運営です。
「毎回、施術する人が変わると、患者さんは不安になりますよね」
患者さんの立場を第一に考える、その姿勢が印象的でした。
現在は、スポーツ少年から高齢の方まで、幅広い年齢層の方が通われているそうです。

「なぜ、初めての開業地に洗足池を選んだのですか?」

そう尋ねると、少し意外な答えが返ってきました。

「実は、洗足池は今回、初めて降りた土地でした」

しかし――
「ここでは、人とすれ違うと自然に挨拶を交わすんです。
それが、とても懐かしくて」

東京に出てから、なかなか出会えなかった“人の距離感”。
洗足池で、それを感じたのだそうです。

長くこの街に暮らす者として、
とても嬉しくなる言葉でした。

最後に、目指す治療院像を伺いました。

「地域の方に
『体のことで困ったら、あそこに行けば安心』
そう思ってもらえる存在になりたいです」

「手術を勧められたけれど、できれば避けたい方。
何をしても良くならない痛みを、ずっと我慢している方。
一度、相談に来てほしいですね」

個人的な話になりますが、
私は治療院と歯科だけは、若い先生のところへ行くようにしています。

医学や医療機器は日進月歩。
最新の知識を学び、柔軟に取り入れる姿勢は、とても大切だと感じるからです。

縁もゆかりもなかった洗足池の地に、
一人の野球少年が夢を抱いて開業しました。

すっかり“推し活”気分の取材となりました。
お名前の通り、これから一番、輝いてほしい先生です。

「痛い」「つらい」とき、我慢せずに。
一度、船越一輝先生を訪ねてみてはいかがでしょうか。

                             取材・文 タカコナカムラ

保健メディカル整骨院・洗足池院

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